陶芸Tocotonが作り続ける埴輪(はにわ)のアレコレ

陶芸Tocotonが作り続ける埴輪(はにわ)のアレコレ

埴輪って何?

埴輪は古墳時代(3世紀中頃~6世紀頃)に登場した俑で、祭祀用として貴族の高位の横に埋納されました。埴輪の種類には円筒埴輪と形象埴輪があり、形象埴輪は人物や動物、物などをかたどったものです。

当初は非常にシンプルな装飾や機能でしたが、時間が経つにつれリアルになりました。

 

埴輪の機能・役目とは何だったのでしょうか。

諸説ありますが、一般的に埴輪は埋葬された人を守る機能を持っていたと言われています。円筒形の埴輪は、墓の境界線に沿って埋葬され、生者の世界と死者の世界を隔てる関所となったと言われています。

守りと攻めという能力・立場から、悪霊の侵入や災害を防ぐ役割があるとされています。 人の埴輪や動物の埴輪は行列や集団で組織され、葬送儀礼を表すという説や、生前の祭政(首長の継承儀礼)を再現しているという説があります。

家の形をした埴輪の機能については、2つの説があります。1つは、死者の霊が住む場所であったと考えられておりもう一つは、死者が生前に住んでいた住居を表すとする説です。

どのように埴輪をデザインしたのか?

日本の陶磁器について調べているうちに、人物を描いた埴輪が目に留まりました。かつて葬儀に使われていたものですが、そのプリミティブ(原始的、桃源的)で魅力的なデザインを、現代の私たちの生活にどう取り入れることができるのか。

私たちは、見る人が埴輪の姿を見た時に埴輪だとわかってもらうため、オリジナルの形から逸脱しないようにすること、同時に、現代の家庭や空間のインテリアに溶け込むようにすることを強く意識しました。


そのため、古墳時代に作られた埴輪よりも、少しだけ表現が細かく、どんな気持ちを表しているのかその表情から読み取れるようにしました。中には原始的な形の埴輪もあり、バラエティに富んでいますが、大半は個性的で、見る人の気持ちと共感できるものばかりです。

埴輪の腕は、動きと個性を与える重要なデザインポイントです。本来の埴輪とは異なり、動作中や踊っている最中にも見えるものばかり。これにより、さらに表情が豊かになり、オリジナルでモダンな作品に仕上がりました。

埴輪は何でできているの?

滋賀県信楽の土で作ったはにわです。白土と赤土を使い、小石を加えて土の質感と色合いに陰影をつけています。人物の根元には土器の色が見えてとれます。

作品の釉薬は、好みや置く場所を選べるように、淡い色と濃い色の異なる釉薬が使われています。 トーストはにわは釉薬がかかっておらず、見えている色は信楽焼の赤土の色です。

 

家庭で埴輪を使うには?

今、人々は家で過ごす時間がますます増えています。植物や装飾品は、私たちの風景であり、日常に寄り添っています。

埴輪は、空間を彩るだけでなく、私たちの仲間にもなってくれるのです。 まずおすすめしたいのは、植物の横に埴輪を置くことです。
円筒形なので、鉢の土に体の一部を埋めてやると顔と上半身が見られます。植物とはにわの組み合わせは、住まいを楽しくし、庭をより自分らしい場所にするために最適です。

アーム付きのものを購入すれば、指輪やジュエリーを掛けることも可能です。同様に、腕のない埴輪は、ジュエリーを胴体に巻いて、指輪の支えとして使うことができます。
埴輪は、あなたの大切な指輪の守護神となるのです。 最後に、埴輪は装飾としての機能も持ち合わせています。
本棚の蔵書の横に置いたり、インテリアの一部として他のオブジェの中に置いたりすることができます。埴輪は、見る人の好奇心を刺激し、日々の暮らしに寄り添ってくれる作品です。

埴輪のお手入れはどうしたらいいですか?

埴輪は少量の水で洗い、布や自然のままの状態で乾燥させてください。 陶磁器なので、特に腕の部分が割れることがあるので、取り扱いには注意が必要です。 白磁の埴輪は、鉢植え用の土に入れると、土に含まれる天然色素の影響で素焼きの部分が変色することがあります。

 

埴輪の色の違いは何ですか?

私たちが選んだ色に共通しているのは、植物の自然な色にとてもよく合い、ハンドメイドの個性を際立たせてくれることです。平坦な色や強い色はありません。無機質な雰囲気や違和感を与えないように、家の中の装飾や植物と調和させることを意図して作っています。

色の違いは、釉薬の使い分けによるものです。それぞれの個性に合わせ、インスピレーションを受けた名前をつけています。

岩埴輪は石とよく似た色をしているけれど、同時に釉薬に鉄分が含まれているため、茶色の点々があります。

ひかり埴輪の色は、とても淡い色合いで、周りに光をもたらしてくれます。 また、トースト埴輪は、土の色がやわらかく焼けてまるで焼いたトーストのように見えることから、その名がつきました。
(この作品は釉薬を使っていません。)

陶芸Tocotonの埴輪はこちらからどうぞ。

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